いつもはUVインクジェット印刷のことをメインにブログを書いていますが、今日は並行して作っている製版用フィルムの話題です。
製版用フィルムとは、感光材の塗られた透明の0.1ミリ厚のPETフィルムに、レーザー光線で高解像度のパターンを焼き付けて、これを現像したものです。
レーザーの当たったところは真っ黒で、それ以外は透明のままという、至極単純な物ですが、驚くべきなのはその解像度です。
普段うちの会社で作っている製版用フィルムでは、約2400dpi(ディーピーアイ=1インチあたり、2400個の点が打てる)の解像度があります。
ミリに換算すると、おおよそ1ミリに100個の点を打つことができます。
わかりやすくいうと、1mm四方に100×100のマスを作り、その白黒で絵を作ることができることができるということです。
もちろん、データを送れば自動で描画してくれる機械=イメージセッターを使います。
イラストレーターやフォトショップといった、DTP専用のPC用編集ソフトを使って絵を作り、それをイメージセッターに送ります。
写真は、うちの会社で使っているイメージセッター(富士フィルム製、RC5600)です。
