印刷の為のジグ

弊社のUVインクジェット機はフラッドベッドタイプと言って、印刷する材料を置くところは、金属製の平たい台になっています。

そこに、印刷する金属板やアクリル板、成形されたプラスチック製品等、高さが150mmまでの物なら大抵の物は置くことができて、印刷できます。

(ただし、その上を走るインクを吹き出すヘッド部分が、台と並行に走るので、印刷する物の一番高い所が基準となり、ヘッドより3mm以上離れてしまうと、印刷する画像がボケてしまいます。

その為、印刷する物の凹んだところには、印刷できません。)

印刷する物によっては、作業性を上げる為に、ジグ(治具)と呼ばれる位置決めの為の物を置いて、印刷します。

例えば、プラスチックの成型品であれば、その成型品に合わせた形で溝のある板を作り、ジグをインクジェット機の台に固定することにより、常に印刷する成型品をインクジェット機の台の同じ位置に置けるようにするのです。

これによって、一度、印刷物の位置を合わせると、次の物をセットするときに、位置合わせの必要がなくなるので、非常に作業性がUPするのです。

物のサイズによって、数は変わりますが、台の盤面いっぱいに並べて置けるように、ジグもにもたくさんの溝を掘って、一度に数多く印刷できるようにして、生産性を上げます。

ただし、印刷する物の数が少ない場合は、ジグにかける費用が品物1個あたりにたくさんかかってしまうので、ジグは作りません。

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