弊社ではUVインクジェット印刷機で、金属や特殊タック紙、プラスチック成型品といった様々な材料に直接印刷していますが、支給されるデザインデータはほとんど全てがそのまま印刷することはできません。
そもそもデザインデータは、仕上がった製品のイメージがほとんどなので、これを生産工程(弊社の場合であればUVインクジェット印刷)に合う様に作り変えることが必須なのです。
例えば金属に印刷する表彰状であれば、印鑑やロゴのカラーをお客様の希望される色に修正したり、後加工の断裁用のトンボを付けたり、印刷する材料の大きさに合わせて面付したりと言ったことが必要です。
細すぎる文字はわずかに太らせたりもします。
物によっては、カラーの下に部分的に白印刷が必要な場合もあるので、白版を作ることも必要です。
また位置合わせの為のアタリが必要な場合もあるので、そういったデータも編集して作らないといけません。
この様に、一口にUVインクジェット機で印刷するといっても、印刷する前のデータ編集の作業が欠かせません。
物によっては、印刷そのものはあっという間に済んでしまうけど、そこに至るまでのデータ作成が大変ということも珍しくありません。
なので、インクジェット印刷は、様々なDTPの編集作業と一体となって初めてお客様の御要望に応えることができると思うのです。