平らでないものに対する印刷

インクジェット機のヘッドは、一般的に水平にしか動きません。

なので、基本的には平らな物にしか印刷できないのです。

弊社にあるフラットベッド(対象物=この場合は印刷物を置く台が平らなもの)のインクジェット機でも同じです。

地面に対して水平な台の上に物を置き、その台に対して平行に走るインクジェット機のヘッドからのインクを受けて、対象物に絵柄がついていくのです。

そして、インクが噴射される穴(ノズル)から対象物までの距離は、1.5~2mm程度が標準となっています。

それプラス2~3mm程度であれば、印刷はできるのですが、それ以上となってくると、ノズルから噴射されたインクが対象物に着地するまでに拡散し、絵がボケてしまうのです。

ということから、印刷面はできる限り水平にしないといけません。

今回、鉄板に塗装を施した機械の操作パネルを受注しました。

個数は5枚だったのですが、裏面にビスが溶接されていて、その長さがマチマチだったのです。

そうなってくると、台の上にただ置いただけでは、鉄板の印刷面は台に対して水平になりません。

そこで、ビスの付いていない部分に、スペーサーをかませて、印刷面を水平にすることにしました。

ただ水平にするだけなら、高さが同じブロックみたいな物を、数カ所にかませればOKなのですが、それだけでは印刷位置が定まりません。

台の基準点(=印刷の基準点)に対して、正確に材料を置くことができなければ、正しい位置に文字などの絵柄を印刷することができないのです。

こんな場合は、スペーサーとなるブロックを台の上で固定し、そのスペーサーに対して材料の位置決めをするためのアタリ線を印刷し、それに合わせて材料の位置を決めてやります。

そんな準備を経て、ようやく5台の材料に印刷を始めることができました。

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