円形材料の印刷

大阪でUVインクジェットサービスを始めて10年目の蔵所写真工芸です。

弊社のUVインクジェット機はフラッドベッドタイプといって、平たい印刷台の上に印刷対象物を置いて印刷するタイプのインクジェット機です。

なので、印刷台の上に置けるものであれば、一応、何にでも印刷することができます。

(高さ150mmを超える物は置くことができない、凹んだ部分には印刷できないといった制約はありますが。)

様々な形の物に印刷するのですが、円形の材料にもよく印刷します。

最近では、ステンレス製の時計の文字盤、円形のコースター、陶製のボタンの様な形の物などがありました。

材料の向きが全くなければ、円形であっても位置合わせの為の円に対して合わせて置くだけで問題ありません。

しかし、外形は円形でも、印刷パターンに対して材料に向きがある場合は、外形に頼らずにきちっと向きを決めなければなりません。

材料の外形に何か目印になるようなもの(例えば切り欠き)があれば、当たり線にもその形をいれておくだけで合わせることができます。

あるいは、外形にまで向きを決める何か(たとえば材料の模様)があれば、それを合わせる為の印を当たり線に入れれば問題ありません。

そのどちらも無い場合は少々やっかいです。

外形にまで至らないパターンや模様がある場合は、透明のシートに予めそのパターンを印刷したものを用意し、それを印刷台の上の正しい位置に貼り付け、その下で材料位置を決めるといった作業が必要になります。

円形とはいっても、その大きさや形に個体差がある場合もあります。

真ん中にポツンと印刷パターンがある場合は問題ないのですが、外形の輪郭線がある場合などは、個体差によって輪郭線が外形と合わず、見栄えが悪くなることもあります。(これは何も円形に限ったことではないのですが。)

円形の場合、円形ならではの位置合わせの難しさがあります。

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