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色合わせの苦労

UVインクジェット印刷の仕事をしていると、時々、現物に色を合わせなければならないことがあります。
既存品があって、印刷方法をインクジェット印刷に変更する様な場合です。
キャラクターデザインの様なものだと、部分部分で多くの色が使われていて、色を合わせるだけでなかなかやっかいです。
それに、色と言うのは、とても微妙なもので、以下の様な条件で評価そのものが変わってきます。

①色を評価する場所の光源によって、全く異なる色に見えたりする。
太陽光の下で見た場合と、蛍光灯の下で見た場合では、全く同じ物でも色が違って見えます。
なので、基本的には、全世界共通であるはずの太陽光で色評価する様にしています。
それが不可能な場合は、高演色をうたっている蛍光灯やLED灯の下で評価します。

②印刷する材質が違えば、色の質感が変わるので、全く同じ色であっても違ってみえる。
見本の材質と、評価する品物の材質が同じであれば良いのですが、そうでない場合もままあります。
また、印刷方法が変わるだけで質感がかわってしまうので、そもそも同じ風合いにはならないことも。

③見る人の感覚的な要素も大きく影響する。
そもそも色の感じ方は人によって千差万別らしいのです。

④全く同じということにはできないので、どこまでをOKの範囲とするかは、最終的には評価する人の主観になる。
つまり、最終的にはお客様に納得してくれるかどうかということに尽きます。

なので、色合わせは大変です。

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